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プロローグ
暗い海の上に浮かぶ巨大な船の上でこれから始まろうとしている復讐と戦いに心を躍らせる者たち。
「くくく・・・俺は帰ってきたぞ!!」
体中に巻かれた包帯と隙間から見える傷が痛々しい男が狂気に満ちた声で叫ぶ。
「やっとですね真さん」
放たれた覇気で空中の鳥が落下する。
にこやかに笑う青年は男のどす黒い覇気を受けてもまったく動じていない。
「しかし随分とかかりましたね」
「ああ・・・船の製造に手間取った。天下の大戦には間に合わなかったがまだまだ天下が平定している訳じゃねぇ。静士ここから始まるぞ」
男は刀を天にかざした。
「俺の国盗りがぁ!!」
巨大な船の上で一匹の修羅が日本に狙いを定め睨みをつける。
「はははははぁっ!!」
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