士道伝 2（業火の章）

あらすじ

　天下分け目の大戦から一年がたち長い動乱の時代から平和な時代へと変わろうとしていた。

　戦国時代を生き抜いた武藤禅宗と孔士は
禅宗の師匠である武藤一刀斎の導きにより黒田家を出て江戸へと旅立つ。
　江戸へとたどり着いた禅宗達はかつて戦場で戦った美琴という少女に出会う。
　成り行きで一緒に江戸の町を見てまわりかつての敵同士であった事を超えて親睦を深めた。

　だがそこへ怨霊　源義経と配下　武蔵坊弁慶が再び戦乱の世にしようと暗躍を開始する。
　美琴は連れ去られあわや江戸壊滅の危機に直面するが禅宗と孔士は徳川家の者たちと協力して美琴を奪還し義経と弁慶を倒すことに成功する。

　そして徳川家康の強い頼みで一緒に美琴と一緒に旅に連れて行くことになってしまう。
　強力な異形の力を持つ孔士と美琴の面倒を見なければならず禅宗は不安を感じながらも三人で旅立ち始める。