村のお姑(かあ)さん

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ものすごい昔では無いけど、ちょっと昔の話です。 大阪の南河内と呼ばれた辺りに小さな村があり、姑と(せがれ)その嫁と子供達が一緒に暮らしておりました。 舅にあたる旦那は、もう亡くなっていたので、姑は自分がふんばらないとアカンのやと、家の事や農作業やらに頑張る毎日でした。 ようある話ですが、姑は嫁のする事が何でか、気に入らず、よく小言や皮肉を言っておりました。 倅とは仲良くやってるらしいものの、嫁の口の利き方やわんぱく盛りの二人の孫たちが朝から晩までうるさいのも癇に障る事でした。
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