四月十八日

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四月十八日

四月十八日 晴れ 今日は社に寄った後その足で病院に行った。 的場はまた中庭でバイオリンを弾いていた。今日は散々弾きなれたであろう流行唄だった。久久にじっくり聞いたが、やはりあいつの演奏は一流というわけでは無いが一度聴くと忘れられなくなる魔力のような物がある。 サテ、私と顔を合わせるとやっぱり気まずそうな顔をするのだが前よりは緩和されているように見えた。もう少しすれば前のように打ち解けることが出来るかしら。
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