シャボン玉と冷蔵庫

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日も傾いてきた空に、無数のシャボン玉が放たれては消えていった。 あぁ、せめて自分の手で終わらせたかった。 電話帳を開き、君のものだった電話番号をタップする。何度鳴らしても、もう二度と返事が返ってくることはない。 私にはもう、君の心がわからない。
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