哲学おじさん

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「今日は公園で布団をひいて星を見ながら寝て来る」 そう、おじさんは言って布団を担いで出て行った。 おじさんというものは、変わっていると決まっているものだが、 ぼくのおじさんも超変人だ。 おじさんはお母さんの弟だ。 大学で「哲学」を勉強をしている。 そして、哲学おじさんは公園に布団をひいて、星空を眺めて寝た。 それから、むくりと置き上がると、公園を出て、てくてく歩き始めた。 ふと、足を止めてみると、横に「極道会」と看板が出ている。 哲学おじさんは一人で、暴力団の組事務所に入った。 「お前らを一掃する!」 ヤクザにボコボコにされた。
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