0人が本棚に入れています
本棚に追加
筋肉痛1
先日筋肉痛に襲われた。
仕事柄こういった肉体的な疲労は慣れている。
数日もすればよくなると思い仕事を続ける。
日に日に体調が悪くなっていく。
体がだるすぎて眠りが浅くなる。
明らかに仕事の集中力がなくなっていくのを感じたため、思い切って一日休みを取る。
ゆっくりと体を休め、精神的にリフレッシュすれば治るはず。
次の日。
やはり体は重いままだった。
一日ダラダラしていた反動だろうか頭が痛い。
スマホを見ると気分が悪くなるので、眼精疲労かもしれない。
このまま家にこもっていてはまずいと直感した。
セロトニンを出そうと、玄関を開けて外で朝食をとる。
冷凍パスタを半分ほど食べたところで、激しい胸やけに襲われて食べられなくなる。
このまま不調が治らないという危機感が襲ってくる。
もしかしたら、部屋の空気がよどんでいるのかもしれない。
外出すれば好転するはずだ。
車に乗るものの頭痛はやまない。
定期的な眠気が襲ってくる。
健康だけが取り柄だったはずなのに。
20代の筋肉痛は、重い鎧をまとっているような感じで、その重さに慣れてさえしまえば自由に動けた。
35を超えてからの筋肉痛は違った。
自分の体自体がゴムのように変質し、血液の流れを阻害し、体を動かす潤滑油や燃料自体を腐らせているようだった。
最初のコメントを投稿しよう!