筋肉痛1

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筋肉痛1

先日筋肉痛に襲われた。 仕事柄こういった肉体的な疲労は慣れている。 数日もすればよくなると思い仕事を続ける。 日に日に体調が悪くなっていく。 体がだるすぎて眠りが浅くなる。 明らかに仕事の集中力がなくなっていくのを感じたため、思い切って一日休みを取る。 ゆっくりと体を休め、精神的にリフレッシュすれば治るはず。 次の日。 やはり体は重いままだった。 一日ダラダラしていた反動だろうか頭が痛い。 スマホを見ると気分が悪くなるので、眼精疲労かもしれない。 このまま家にこもっていてはまずいと直感した。 セロトニンを出そうと、玄関を開けて外で朝食をとる。 冷凍パスタを半分ほど食べたところで、激しい胸やけに襲われて食べられなくなる。 このまま不調が治らないという危機感が襲ってくる。 もしかしたら、部屋の空気がよどんでいるのかもしれない。 外出すれば好転するはずだ。 車に乗るものの頭痛はやまない。 定期的な眠気が襲ってくる。 健康だけが取り柄だったはずなのに。 20代の筋肉痛は、重い鎧をまとっているような感じで、その重さに慣れてさえしまえば自由に動けた。 35を超えてからの筋肉痛は違った。 自分の体自体がゴムのように変質し、血液の流れを阻害し、体を動かす潤滑油や燃料自体を腐らせているようだった。
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