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第0章
2020年5月
1人の少女は何の変哲もない生活を送っていた。
キーンコーンカーンコーン…
「よっしゃあやっと帰れる〜!!!」
私はチャイムがなった瞬間に大声を上げた。
名前は一ノ瀬 凛。
たいして目立つ訳でもなく、勉強ができるとか、運動ができるとか、そういった特徴もない普通の少女だ。
…自分で言ってて悲しくなってきた…
「いいなぁ〜私掃除や〜」
だるそうに言ってるこの子は私の友達の1人で田中 花。
「わ〜おつかれぇ〜」
花「ちょっと凛!それ絶対煽ってるやろ!」
うん。自分でもウザいと思った。
「あ〜ハイハイごめんごめん」
花「おい!」
一人怒っている花をほっといて、別の子に声をかける。
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