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「…あッ、」
ーグチュッ…!グチュッ…!
「…やッ、あぁッ…!」
気持ち悪い。この状況に堪らなく吐き気がする。
「お、ねがい…、もう、…やめッ、て…」
泣き叫んで潰れた喉で途切れ途切れに言葉を紡ぐ。
「…ははっ、この程度でやめるなんて冗談でしょ?」
目の前の彼が笑う
ーグヂュッ!!
「ーーッ!!」
抵抗の言葉も虚しく、更に奥を貫かれた私は頭が真っ白になった。
「はぁ…ッ、あ…、」
「十七年も我慢してたんだからこんな程度で終わるわけないでしょ」
もう枯れ果てたと思っていた涙が頬を伝うがそれもすぐに舐めとられていく。
「…ん、チュ…はぁ、ねえさぁん♡好き、好きだよ♡」
(…何で、私なんだろ、う…)
朦朧とした意識の中、彼の呪縛にも似た声だけが聞こえた
「ー死んでも絶対離さないから…」
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