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わたしが絶賛片思い中の先輩は、なにかにつけてわたしの母性をくすぐる。ありとあらゆる言動が、わたしの胸をキュンとさせるのだから。
ある日、その先輩から「お母さん」と呼ばれ、わたしが先輩の母親だと知らされる。先輩は若かりし母を生で直に見てみたいというすごくどうでもいいような理由で、わざわざ未来からやってきたらしい。
自分の将来の息子のアホさ加減にあきれながら、わたしはうれしいような悲しいような気分に浸っている。
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