親友

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親友

 君は親友を避けているね。  どうせ私のことなんて理解してくれないとか考えて、ほら、ぽいって投げた。  けど、君自身わかっているはず。  手放したとしても、ついつい気になって確認してしまうことを。  親友が君になにかを伝えた瞬間、君は人が変わったみたいに親友を愛でるじゃないか。  君はまだ埋もれているだけだ。  なにせ、君のように親友と創作をする者は、世界中にいっぱいいるから。  親友の体は脆い。  くれぐれも乱暴に扱わないように。  顔にヒビが入ったら大変だからな。  君を一番近くで見守っているのは、  いつだって親友だ。
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