娘のため

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「おとうさん」  娘が私を呼ぶ。ここにいると伝える。それで安心したように呼吸がゆっくりになる。  その呼吸が止まることはないかとずっと気にしている。今みたいに夜中に突然起きた時にすぐそばに居られるようにずっとついている。娘が怖がらないように。
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