その剣は、誰が為に『想』:RE

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ノルヴァーク歴1074年。 幻獣は突然現れているわけではなく『媒体となる物に擬態し出現している』事が判明する。 この性質故に幻獣は改めて『擬態獣』として呼ばれる事になり、エルン国は各国の軍隊と独自の科学力を併せ持った世界防衛機構『自衛軍』を発足した。 自衛軍は擬態獣を倒すというよりは、民間人の救護·防衛を最優先の目的とした。 彼らの活躍により、擬態獣の被害は一時収まっていた。 ノルヴァーク歴1075年。 銃火器の通じぬ擬態獣たちが出現し戦況は著しく悪化。 大陸戦争と擬態獣の被害により人類は虐殺の限りを尽くされ、人口は当初の4割程度まで減らされ人類にとって最悪の年となる。 それらの擬態獣は自衛軍ですら手に負えず、ただ被害を軽減することしか出来なかった。 ノルヴァーク歴1076年。 一人の天才が擬態獣に通用する兵器を造り上げる。 人類の決死の反撃が、今始まろうとしていた。
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