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「えーっとですねえ。身長が3メートルくらいあって、紫色の肌で、赤い目で、角が生えていてマントを着ていてムッキムキでコウモリの羽根が生えた……とってもマッチョなイケメンさんでしたあ!」
勇者たちの心は一つになった。
「「「魔王じゃん!!」」」
これはいわゆる、詰みゲーというものなのでは。自分達は、魔王を倒さなければ元の世界に帰れないというのに!
勇者達は魔王ではなく、ショックで家出した女神を探す旅に出たのだった。
お前のせいで大変なことになったぞどうしてくれる!と女神にクレームを入れるために。
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