遠くない未来

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遠くない未来

 遠くない未来に世界から孤立した国があった。孤立した国は、その時代からするととても遅れていた。この時代にはもう王様や教皇、天皇、ダライ・ラマなどの特権階級的な身分の人物は世界中でいなくなっていた。また、国家主席などの独裁的なトップなども存在しなくなっていた。ただし、政治的トップはどこの国にも存在するのだが、皆それほどの権限は持っていなかった。そういったことから、一人一人の個人の自由がかなり拡大していた。  しかし、この孤立した国では、唯一絶対的な王様が存在した。それゆえ、どこの国も時代遅れだとこの国を批判し、様々な国際機関への参加を許さず、貿易なども規制をかけていた。だが、ガラパゴス現象とでも例えるべきか、この国は一致団結し、ある開発を驚異的な速さで進めていた。
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