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全ての国と条約を締結させた国は、当然兵器を捨てさせ、作らせないように監視させ合い、兵器を作った国や報告を怠った国には強い罰則を設けた。逆に、報告を怠った国を報告した国や、反抗する作戦を密告した国には条約を改正し、ほんの少し平等に近づけた。
こうして何年もこの状態が続いた。だが数年後、ロケットを開発し、撃った国に同じロケットが撃ち込まれた。その国は条約によって貧困が増え、個人の権限が後回しになり弱まった。そして、革命を求める指導者が生まれ、人々がこの指導者に従い行動し、他国までもがこの指導者の命令に従った。
さらに指導者に指名された操縦者は誰も拒否せず、反対の声など挙げなかった。皆生まれてから生きて来た意味があったと指導者に心の底から感謝した。
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