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「狩馬君!」
「しっ、分かってます」
静かにカーテンから覗くと、オリオンさんが本を持って椅子に座る。
狩馬君はやっぱり来ましたねとどこか嬉しそうだった。
「オリオンさん、今日休校なのにどうして」
「生徒会の仕事で、学園内に生徒がいないかを見回りをするんです」
「ちなみに俺たちは?」
「見つかったら怒られて反省文を書かされます」
だから、バレないようにしてくださいねと言う狩馬君。
無断で入ったこと事態、まずいんじゃないかと聞こうとした時。
昨日助けてくれた人がオリオンさんの横に立つ。
「あの人!」
「...」
何故か横でただ寄らぬ殺気を感じるが気のせいだと思おう。
オリオンさんとなにか話した後、2人は図書室を出て行った。
「どこに行くんだろう」
「恐らく闘技場です。久々に手合わせする気か...俺を差し置いて許せない!」
狩馬君、それが君の本心か...と思っているとすぐに多目的室から出る。
俺はそんな狩馬君を追いかけて行った。
闘技場に向かっていると、狩馬君が曲がり角で人とぶつかった。
「狩馬君、大丈夫!?」
「っはい、俺は平気ですが」
「僕は平気だよ~、こっちこそごめんよ、怪我はない?」
昨日助けてくれた人より背が大きく、青髪でてっぺんが2本はねている。
ほわほわして何故か甘い匂いがする
「あれ、今日は生徒は立ち入り禁止じゃないのかな~」
俺たちは驚いていると、僕も生徒だけど迷子になっちゃったんだと呑気に言う。
「どこに行こうとしてるんですか?」
「えっと~っ、闘技場だったかな」
狩馬君がそれでしたら僕らも行くので、良かったら案内しますと言う。
助かるよ~とほわほわして言った。
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