15等星・休校学校

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「狩馬君!」 「しっ、分かってます」 静かにカーテンから覗くと、オリオンさんが本を持って椅子に座る。 狩馬君はやっぱり来ましたねとどこか嬉しそうだった。 「オリオンさん、今日休校なのにどうして」 「生徒会の仕事で、学園内に生徒がいないかを見回りをするんです」 「ちなみに俺たちは?」 「見つかったら怒られて反省文を書かされます」 だから、バレないようにしてくださいねと言う狩馬君。 無断で入ったこと事態、まずいんじゃないかと聞こうとした時。 昨日助けてくれた人がオリオンさんの横に立つ。 「あの人!」 「...」 何故か横でただ寄らぬ殺気を感じるが気のせいだと思おう。 オリオンさんとなにか話した後、2人は図書室を出て行った。 「どこに行くんだろう」 「恐らく闘技場です。久々に手合わせする気か...俺を差し置いて許せない!」 狩馬君、それが君の本心か...と思っているとすぐに多目的室から出る。 俺はそんな狩馬君を追いかけて行った。 闘技場に向かっていると、狩馬君が曲がり角で人とぶつかった。 「狩馬君、大丈夫!?」 「っはい、俺は平気ですが」 「僕は平気だよ~、こっちこそごめんよ、怪我はない?」 昨日助けてくれた人より背が大きく、青髪でてっぺんが2本はねている。 ほわほわして何故か甘い匂いがする 「あれ、今日は生徒は立ち入り禁止じゃないのかな~」 俺たちは驚いていると、僕も生徒だけど迷子になっちゃったんだと呑気に言う。 「どこに行こうとしてるんですか?」 「えっと~っ、闘技場だったかな」 狩馬君がそれでしたら僕らも行くので、良かったら案内しますと言う。 助かるよ~とほわほわして言った。
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