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「サヤカ、頼むから止めてくれよ」《マジでキモイな……》
「………」
俺はリーダーの男の後ろをポケットに手を入れながら付いて行った。まあ紗菜なら問題ないだろう……
「じゃあな(笑)」
俺は紗菜やスマホ女と離れられるのが嬉しくて笑みを浮かべて手を振ってやると殺意を感じたが……
一方紗菜はエレベーターに乗せられていたがモーター音もかき消すほどの大声を上げていた。
「チョットあなた達の目的は何?」
「………」
「何で同じ脳力者なのにこんな事するの?」
「……」
「あ~ マジでこういう奴とは友達になれないわ」
顔を引きつらせながら呆れ顔でスマホ女を何度も見た。
チーン
ガラガラガラ
「綺麗だわ」
既に日が落ちだし薄暗く静かな展望室には東京の夜景が広がっていたけどどこか寂しい。
「……こっち」
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