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「水蛇円舞陣!」
俺はノブって奴の得意技を繰り出してやった。だが奴の水龍と正面からぶつかるが何度も押し倒されてしまう。
「クソ…… もう少し勉強しておけばよかったぜ」
試験中に後悔する奴の気持ちが分かる。ニタニタと見下した表情で近づく男にある質問をぶつけた
「おい、俺たち脳力者なら一緒に力を合わせていこうぜ。俺たちは施設の同士仲間じゃねえかよ」
「仲間…… ふん。俺には仲間など要らない。ノブも…… 皆で脱走しようとした時、自分が助かりたいために俺の妹に脱走未遂と言う嘘の濡れ衣を着せてソムリエの餌にしやがった奴だ!」
奴は床に転がるノブのミイラをぎろりと睨み唇を噛みしめると水龍で遺体を粉々に粉砕させた。
「俺は自分一人で戦う。仲間なんてもう要らない!」
「クソ…… 行け水蛇!」
ドカーーーン!
水龍と水蛇が激しくぶつかり合い水しぶきがあたりに飛び散りながら激しい地響きを起こす。だが水龍から放たれる水がお湯のように熱い。だが正面攻撃じゃ奴に勝てず、突破されてしまった。
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