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「クソ! 水壁!」
間一髪、地面の水たまりから噴水のように吹き上がる水の壁で奴との衝突を防いだが……
ドッゴーーーン!
「突破された」
俺は間一髪避けようとしたが左腕をかすり大やけどを覆ってしまい、鮮血が滴ってきた。
だがソムリエの力を兼ねている俺は何とか傷を直ぐに回復させる事が出来たが
「はあはあはあ…… クソっ」
「ほう。やっぱソムリエはすげえな。でも血を吸わないソムリエは何度も脳力と回復を繰り返せば俺たちよりも早く失血死をしてしまうがな」
あのニタニタと見下すような笑み…… マジでムカつくぜ。俺の中にふつふつと怒りが込み上げてきた。
「マジでぶっ倒す!」
再び水蛇を出現させるが、怒りによる感情変化によってぐつぐつと泡を出し、仕舞には蒸発して消えた。
「あはははは、こいつは馬鹿だ。脳力ってモノはな、感情変化によって脳力と相性のいい属性感情で威力向上もできるが水や氷のような脳力で怒れば非属性感情になる事も知らないとは愚かだぜ」
すると奴の水龍が再び熱気を放ちながら身構えていた。
「怒りは火や熱など熱量が元になる属性感情。非属性感情もある程度抑えればこうして熱湯として追加効果を与えることもできるんだぜ。属性型は特に感情の使い分けがはっきりする脳力なんだ」
「ったくよ。紗菜の野郎…… こんな大事なことを内緒にしやがって。へへへ、でも良い事聞いたぜ。これで俺の勝ちは決定だ!」
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