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「そちら側の苦労そしてなぜベルトルト殿が私達を呼んだのかはよく分かりました。しかし、俺達はそれぞれ能力差はあれどそちら側の言う魔術には心得がありません。武術は多少あるものは居るでしょうが、魔王を倒すには至らないものかと」
そうだ、確かにそれは一理ある。期待してくれているところ悪いけれど、そんな俺たちに打倒魔王なんて出来ないよな……
「安心せい。召喚時、お前たちはすでに職業を持っておる。まだそれに気がついていないだけじゃ」
クラス?なんだそれは、異世界転移の特典みたいなものだろうか。ベルトルトさんが杖を天高くあげると、彼の近くに大きななんだろう、魔法陣のような物が出現した。
「これからお前達の職業を見る、さあ一列で並べ!」
なんだか物凄いことが始まってしまった。
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