7555人が本棚に入れています
本棚に追加
「大貴さんからは、プレゼント何もらうの?」
健太がニヤニヤと、からかうような表情でそう聞いてくる。
「うーん。結局リクエストしてないし分からない」
「リクエストしてないの? もったいない。ああ、そうか。大貴さんをくださいって言ったんだもんな」
「バカ! 声大きいよ!」
「あはは、ごめんごめん。あ、遼介からはクリスマスプレゼント何か用意したの?」
「うん。まあ、喜んでもらえるかは分からないんだけど……」
バイト代が貯まったから、大貴さんへのクリスマスプレゼントは無事に買うことが出来た。
ただ、大貴さんの好みの物を買えたかは分からない。何が欲しいか、特に聞くことなく自分で選んだ物を買ったからだ。
最初のコメントを投稿しよう!