6.特別な日

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「え⁉︎」 「ダメかな?」 彼はそう言って、後ろからギュッと俺を抱き締めてきた。 「遼介君が、一緒にお風呂は恥ずかしいって思ってることは分かってるんだけど……今日は特別な日だから、良かったらと思って」 「……っ」 ヤバい。緊張で、心臓がドキドキする。 普段だったら、きっと今日もお断りしていただろう。 でも……確かに今日は特別な日。 普段と同じようには過ごしたくないな、なんて。 だからーー。 「は…… 入り、ます」 そう答えて、頷いたのだったーー。
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