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輝血達が逃亡し、それを手伝ったのが龍に潜入していた向こう側の人間だった。
国に隠し通そうと思っていたが、あの地区へ行くには全てを包み隠さず話す必要があった。
国からは酷く非難された。
会長としての自覚が足りない。
全ての責任は会長にある。
その言葉を凱斗は黙って聞いていた。
そして、今まで通り関与はせず、国民には詳しい内容は話さないと告げられる。
国が保身に走るのは想定内だった。
だからこそ、あの時足を止めてしまった自分を、
だからこそ、あの時自信過剰すぎた自分が憎かった。
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