壱
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先に話した通り、彼女は、崖の上を舞う鳶の民話から発生した存在だ。神体である祠は、民話に
擬
(
なぞら
)
えて、海岸沿いの崖にある。 つまり、山奥のクスノキを神体としている僕とは、ご近所とは言い難い。 にも関わらず、彼女が、毎日のように僕のところへ飛んできてくれるのは、たまたま神霊としての年が近い、ということもあるけれど、何よりも—— 「神様」と呼ばれる存在が、減ってきているためだった。
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