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自分のことを赤裸々に書くということはそこまで難しくないと思っていた。だが、自分の中でどうしても恥ずかしいという感情が溢れ出てしまい、筆が止まってしまう。できることなら書いた文章をネット上だけではなく直接関わりがある人にも読んで欲しいと思うことが時々ある。そのたびに自分が書いた文章を見返すと稚拙で愚かであさましいと感じ羞恥心に苛まれる。社会で生きていく上で隠している本当の自分の姿をあらわにしたい、さらけ出したいという欲望が筆を走らせる動機の1つであるが、その欲望の側面に浸っている自分が書いた文章を通常状態の自分がどう見て扱うのか。再び、「稚拙で愚かであさましい」同じ思考に行きついてしまう。堂々巡りである。見られる欲望と羞恥心の板ばさみが続く。
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