渚の街のモノクローム(1) ~邂逅編~

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 帰り道、オレの心の中で、善と悪がずっと戦いをしていたが、決着は着かなかった。空を見ると、先ほどの月はもう天の一番高いところまできていた。  家に戻ると、妹から、何で泥だらけの服を抱えて、知らないTシャツとジャージで帰ってきたのか、そしてそのジャージに、何で「本田」とネームが入っているのか、ということの理由を問い詰められるハメになった。  オレは仕方なく、おおまかないきさつだけを話しておいた。別にやましいことは何もしてないのに、なんでオレが責められる?  戻った時間が午前0時を回っていたので、ログインボーナスももらえなかったじゃないか。せっかくの連続ログイン記録が途絶えてしまった。      第1話「邂逅編」終       ____________         次回予告      ____________  優しい妹優菜は、兄と本田のことを心配していた。今回のことで気まずくなって兄から本田が離れていくと思ったのだ。そこで優菜は二人をデートさせる作戦を思いつく。  道中で兄と本田がまたまたトラブルに巻き込まれる!オカコーが負傷して初めて自分の気持ちに気づく本田。 次回:渚の街のモノクローム(2)  ~ハプニングデート編〜    に続きます! _____________   お知らせ _____________ イラストレーターが「なみか」さんに決まりました。ご紹介します。 小説・イラストのどちらでもできるクリエイターさんです。 どうかよろしくお願いします。
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