18人が本棚に入れています
本棚に追加
ちなみにこの三人の二つ名を考えたのもこのマスターだ。
一人目眼帯ござる侍の二つ名『厨二侍ござるんご』
二人目方言ガンマンの二つ名『エセ方言あたおかガンマン』
三人目最年少ダンディーの二つ名『老け顔奥様キラー』
・・・・・・お気づきだろうか?マスターの壊滅的なネーミングセンスに。
とは言ってもこの二つ名事件は三人にも非があるのだ。
二つ名を決める時「なんでもいいからマスターが適当につけといてー。」と丸投げ。
イラッとしたマスターがその場の勢い2割嫌がらせの意味8割で適当につけて申請した。
マスター後日談「まさかあんなふざけたやつが通るとは世も末だな・・・」と普段無表情のマスターが笑いをこらえていたそうだ。
この二つ名が決定したと聞いた瞬間三人は当然抗議の意味を込めて反乱を起こした。
のだがマスターに瞬殺されて即反乱鎮静となった。
元とはいえSランク冒険者三人を軽くあしらうあたりギルドマスターの実力が飛び抜けているのがよく分かるだろう。
しかしそんな実力者が揃うギルドも今や潰れかけ。今月の家賃をどうやって払おうかと頭を悩ませる日々なのだ。
「ん?」
ここでマスターが何かに気づく。
「どうしたでござるか?お腹でもすいたでござるか?」
「腹なら三日前からペコペコだ。いや外に誰かいるなと思ってな。」
そう言われて三人とも外に意識を向ける。
最初のコメントを投稿しよう!