2
3/4
読書設定
目次
前へ
/
42ページ
次へ
部室は巨人の赤ちゃんに弄ばれるみたく縦横無尽に揺れる。僕は窓から離れ、部屋の中央でなんとか揺れに耐えようと、半ば四足歩行の動物に近い体勢を取った。 早くおさまってくれと祈願するように首をもたげると、窓の外はやけに暗くなっていた。 恐る恐る窓際に擦り寄ると…… 日光を遮るほどの、大きな山。 僕がスケッチしていた山が、今まさに人間の巣を踏み潰そうとしていた。
/
42ページ
最初のコメントを投稿しよう!
23人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
645(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!