遊びの国

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 子供達の教育では、今までのようなただ椅子に座ってノートを取る事が多く、受験では暗記が重要視された教育方針が一新された。 アクティブラーニングと呼ばれる子供達が能動的に授業を行う学習方法が積極的に導入され、試験や受験の問題では完璧な一つの正解が無い、子供達が自分で考えて答える問題が増えた。  また、ホームスクーリングが制度化された事でトラブルや他とは違った個性に悩み、学校に馴染めずに、多くの可能性を秘めた子供達が自殺を選んでしまう社会問題も解消された。  受験では個人の自由な能力を評価する方式も取り入れられ、ある子供は自分のこれまで行って来た研究成果、またある子は自分が開発したゲーム、ある子は自分の描いた漫画など、様々な能力をアピールすることが出来るようになった。そのため多くの親が子供に対して何かを強要したりせず、好きなことをやらせる教育方針を取った。
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