11人が本棚に入れています
本棚に追加
ある日の昼休み。
安と友也と寛太が三人で話しをしていた。
弁当など二時限目の授業の最中に、早弁したからもうない。
寛太はいつもどおり購買で買った追加の昼飯、ハムマヨパンを食べながらである。
「あそこ出るらしいぞ」
安が五分刈り頭を突き出してきてヒソヒソ言った。
「マジ? 」
寛太が食いついた。
ついでにパンにも食いついた。
「うん、橋の上から身投げした女の幽霊」
「俺も聞いた、三組の佐々木が帰り道に白い奴見たってよ」
友也も知っていた。
「ふーん、身投げあったの去年だっけ」
「そうそう…」
最初のコメントを投稿しよう!