2.瞳とサッカー部

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「行くか! 」  寛太が笑った。 「ふふふ、我ら不良品オカルト探検部としては、行かざるおえまい」  この三人は、成績も下から数えた方が早く、かといって喧嘩や万引きをする程不良になれない自分たちの事を、不良品と呼んでいた。 「よっしゃ、決めた、5月のインターハイの地区予選終わったら行くっかね」  寛太が言った。 「よし、決まった」 『おー! 』  バン!  その時、誰かが机を叩いた。 「ひーー」  驚く寛太。  弾みに食べていたハムマヨパンが口から少し出た。
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