2.瞳とサッカー部

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 瞳だった。  三人を睨んでいた。 『でたーーーーー! 』 「何よちょっと、おばけ見たみたいに驚かないでよ」 「タイミング良すぎ…」 「おい寛太」  瞳は前屈みになって寛太に詰め寄った。 「なに、なに、なに…俺、何か悪いことした? 」 「いっつもしてるじゃない」 「そ、そーかな」 「乙女心がわからん、馬鹿もん………」 「こ、今度は何を………」 「って、ちがーうちがーう! 」 「なにが違うの? 」 「今日は朗報よ」 「ろーほー…って何? 」  
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