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「オタクのマネージャー可愛いな」
「なんだお前」
寛太は友也と安の肩で腕を支えて貰いながら言い返した。
「優勝したら彼女貰いに行くからよろしくな」
「だから、なんだよお前」
「ふふ、俺、菱沼谷 善次郎、あの菱沼谷グループ総裁の跡取り息子で常勝学園サッカー部キャプテン、じゃあな」
そういうと善次郎は不敵な笑みを浮かべ去って行った。
「誰がお前になんてやるかーーーーー!」
大声をあげる寛太。
「じゃあ俺がもらう、寛太と付き合っていないんでしょ、じゃあいいじゃん」
友也が言った。
「駄目」
「んじゃ俺! 瞳ちゃん運動神経抜群で、なにより可愛いいもの」
今度は安だ。
「駄目駄目駄目」
「どうして、恋愛は自由だろ」
「うっせぇ、うっせぇ、うっせぇわ! 」
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