恵視点

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俺と雄人は純を解放した。 浅黒い肌が、真っ赤に染まっている。 可愛い・・・思わずそう思う。 「やったな。」 離れざまに、純に囁く。 その「やったな」は、俺にも当てはまるのだけれども。 純はサッと、赤い頬を更に赤く火照らした。 「あ、き、今日は何して遊ぶ?」 純が、しどろもどろになってる。 見て居て面白い。って言うか、可愛い。 雄人が椅子を立て直して、純から離れる。 俺も、自分の椅子に戻った。 「ボードゲームは?」 「ああ、あれもう飽きた。」 純が言うのに、俺が文句を垂れた。 ボードゲームはもう何回もやっているからな・・・ 今日は別の遊び・・・ 「ポーカーは?」 雄人が言うのに、俺たちは頷いた。 三人で小さいテーブルを囲んだ。 雄人がカードを配る。 お、やった、これは良いカードが出たぞ。 「ただのゲームじゃつまらないから、負けたヤツは勝ったヤツの言うことを一つ聞くこと、ってのはどうだ?」 俺の汚い下心。 でも二人は賛同してくれた。 二人とも、考えることは同じだろう。 でも、何をして貰おうか・・・
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