12人が本棚に入れています
本棚に追加
俺と雄人は純を解放した。
浅黒い肌が、真っ赤に染まっている。
可愛い・・・思わずそう思う。
「やったな。」
離れざまに、純に囁く。
その「やったな」は、俺にも当てはまるのだけれども。
純はサッと、赤い頬を更に赤く火照らした。
「あ、き、今日は何して遊ぶ?」
純が、しどろもどろになってる。
見て居て面白い。って言うか、可愛い。
雄人が椅子を立て直して、純から離れる。
俺も、自分の椅子に戻った。
「ボードゲームは?」
「ああ、あれもう飽きた。」
純が言うのに、俺が文句を垂れた。
ボードゲームはもう何回もやっているからな・・・
今日は別の遊び・・・
「ポーカーは?」
雄人が言うのに、俺たちは頷いた。
三人で小さいテーブルを囲んだ。
雄人がカードを配る。
お、やった、これは良いカードが出たぞ。
「ただのゲームじゃつまらないから、負けたヤツは勝ったヤツの言うことを一つ聞くこと、ってのはどうだ?」
俺の汚い下心。
でも二人は賛同してくれた。
二人とも、考えることは同じだろう。
でも、何をして貰おうか・・・
最初のコメントを投稿しよう!