恵視点

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「フルハウス。」 雄人が手に持ったカードを広げて見せた。 次は・・・純の番だ。 「ちぇっ、ツーペア。」 純よりも雄人の方が上・・・か・・・ 最後に、俺の番。 「ロイヤルストレートフラッシュ。」 俺は、手元のカードをテーブルに広げた。 「えっ、嘘でしょ?」 「さすが、恵。」 純と雄人は思った通りのリアクションを見せる。 さて・・・と・・・ 純に何をして貰おうかなぁ・・・ 純が、上目遣いに俺を見つめてる。 何をさせられるのか怖がってる・・・ そう、俺は容赦が無い。 「俺の勝ち。じゃあ、負けた純には・・・・・・全裸になってオナニーして。」 「えっ、・・・・・・・冗談・・・・・・・でしょ?」 俺は目を細める。 皆、この顔にやられると言われている顔をして純を見つめる。 「冗談じゃないよ。やれよ、負けたんだから。」 「ちょ、待てって、恵。それはやり過ぎだろ。」 さすが温厚な雄人様。 分かってたよ、お前がそう言うということまで。 「じゃあ、全裸になって。それだけならいいだろ?」 「な、なんで全裸・・・お風呂一緒に入ったりしてるじゃ無いか。」 「お風呂とここじゃ、恥ずかしさが違うだろ?雄人、これくらいなら文句ないか?」 「・・・・・・ああ、・・・・・純の全裸、俺も見たいし・・・最近一緒に風呂入ること無いからな・・・・・・」 「そんなぁ・・・・・・」 純は雄人の一言で、目に涙を溜める。 許してやらないよ、そんな顔をしたって。 ゲームで順当に勝ったんだ。 俺にそれだけの権利はある。 「ほら。別に恥ずかしく無いだろ、風呂で見たことあるし。簡単な事じゃないか。」 「うう・・・・・・・・」 純の小麦色の肌が紅潮する。 綺麗な朱だ。
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