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「ガチャ」
外にいたのは隣の家の私達と同じ日本人の女性、田村さんだった。
「す、すみません。朝から、大きな声が聞こえるもので訪ねたのですけど…」
どうやら、私達の事を心配して来てくれたらしい。
「すみません、ご迷惑をおかけして。」
「それで、あの…pink pink pinkのカノンさんですよね…」
ついに、起きてはいけない事が起きてしまった。
「その、私大ファンなんです!良かったらサインを…」
「あぁ、すみません!ちょっと今忙しくって…」
そこに一番来てほしくない人物が来てしまった。
「おい、カノン。どうしたんだ?」
「みひろくん~」
「み、みひろくん?もしかして、彼氏とか…いや同棲してるから旦那さん!?でもあの事務所は恋愛禁止じゃ…」
「いやー田村さん一回黙って!」
そう言いながら私は田村さんを家の中へ入れた。
「パシャリ」
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