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「カノンさん、カノンさん!」
マネージャーが私の楽屋に私の名前を叫びながら勢い良く入ってきた。
「どうしたの?そんなに急いで。」
私は顔にパックをしながら、マネージャーの顔を見る。
「これ、どういうことですか!?」
マネージャーが息を切らしながらある本のページをこちらに見せてきた。
『人気アイドルK 一般人男性と既に結婚済み。しかし、夫婦仲に暗雲がたち混んでいるか!?』
文春の記事だった。
「結婚…してたんですか!?」
マネージャーが驚きの顔でこちらを見てくる。
結婚は社長と私とみひろくんだけの秘密。
マネージャーも知らないことだ。
「もう、これ明日には記事が出るんです!」
「す、すみません…」
私はマネージャーに謝った。謝ることしか出来なかった。
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