貴婦人修行

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その字の如く“羞恥”の時間。 夫であるから当然にしても 一糸まとわぬ姿を晒すのである。 しかも…灯りをつけたまま 夫は脚を開けようとする。 恥ずかしさのあまり ダンゴムシのように身を縮めると 夫は笑って 「大丈夫…ひどいことなどしないさ」 また布団を戻して 万亀子の脚の“根元”に指をやる。 「あ…ああ……あぁぁ」 「かなり柔らかくはなったか…」 夫の囁き通り… その“根元”は少しずつ“樹液”を 滲ませるようにはなっていたが  「わたくしなんて   枯れる暇なしですわ」 そんなことを言っていた某夫人の 足元にも及ばぬ万亀子。 “夫”の三分の一あたりで 「い、いた…」 音を上げてしまうのだ。
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