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「どうしてこんなに
愉しめる身体を
御主人様に閉ざして
いたのかしら?」
二本松夫人が言う。
それは…
『 賢夫人は慎ましく 』
実家の親に堅く
躾けられたから。
どんな快楽にも目を背けた。
学友が派手な洋装をしても…
賑やかなパーティにも
習い事と称して
男友達と快淫に咽ぶ
友を“羨ましい”と
思う心も封印してきた…、
その影にどれほど
“乙女の唇”が疼いても。
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