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「ほな、次は夜景の見える公園やな」
その公園は、恋人同士でいっぱいだった。
そのなかでも、ショーンは目立った。
真理子は、端の方にある姿を見つけた。
真理子を振った男だった。
可愛い女の子とデレデレしている。
ショーンがそれに気付いた。
「あの男やん」
「……二股してたんだ」
真理子は泣きたくなった。
「泣くんやない! 真理子! あいつが悪いんや」
ショーンはそう言うと、いきなり真理子を抱き上げた。
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