初めてのケンカ

5/9
前へ
/27ページ
次へ
しっかり者のお姉ちゃんが居るから、きっと大丈夫。 そう言い聞かせながら、ほぼ走っていた。 あとひとつ。 あの角を曲がれば、我が家が見える。 ホースを跨ぎながら、最後の角を曲がる。 我が家だった。 我が家に向かって水が打たれ、窓という窓から真っ赤な炎が上がっていた。 私の脳は、一瞬停止してしまった。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加