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「「明日の放課後時間ありますか?確認したい事があるので、北校舎にある技術室の側で二人きりで会いたいです。一階のつきあたりです。それまではあの事を、誰にも内緒にしてください」」
よし。我ながら良い文面で翔に連絡できたと思う。
もし、告白の件が私の妄想だったら、このメッセージはカレーの件にすればいいし。
翔は私のことをよくからかって来るけど、本当に嫌な気持ちになるような事はしてきたことなんてない。だから、私の為に、ちゃんと秘密を守ってくれるはず。
でも、万が一……あの告白が現実で、翔が私を好いてくれてたら?
いやいや、それは、ないないないないないないないない。
夜の十一時過ぎまで、翔とのトークルームを何度もチェックする。だけど既読は付かなかった。
その事にちょっとやきもきしたけれど、私はいつの間にかスマホを片手に眠ってしまっていた。
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