2. 一階のつきあたり
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2. 一階のつきあたり
「いつまでそうしてるつもり?」 「……」 「そんなに、俺といるのが嫌?」 一階の一番奥にある技術室。その側の階段下は殆ど誰も通らない。 背中をつけた冷たい壁に反響して、翔の低い声が首の後ろ辺りに響く。 「はぁ……俺と付き合ってるって、まだ言えてないの?」
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