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夕日が綺麗ですね。
春、麗らかな春。
温かな陽射しが差し込み他の部屋より一際綺麗に整頓された部屋で、那ノ原 一正は目を覚ました。
「…………今…何時……?」
自分の横にある、スマホで今の時間を確認する。
「………………は?」
目を擦り、もう一度スマホの画面を見る。
「え……はァァァァァァ!!!?」
時間をきっちり確認すると、ベッドからマッハの勢いで飛び起き、瞬速で着替え、光の速さで戸締まりを確認する。
(なんでよりにもよって、こんな日に!!!!!)
現在の時間は、8時00分
寮があるこの学園の校舎までの距離は、走れば10分で着く距離。
そして、授業が始まるのは8時30分
全然余裕の時間
では、何故こんなに急ぐのか…………
理由はただ一つ……今日は…………
入学式なのである!!!!!
そして!!!
よりにもよって、そんな日にいつもより一時間ほど遅く起きた
那之原 一正は!!!!!
誰もが、尊敬し崇めたてまつり、敬っていると言っても過言でもない存在!!!!!
風紀委員長様なのである!!!!!!!
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