探しもの

53/84

1人が本棚に入れています
本棚に追加
/84ページ
血相を変え、彼女が私からピンキーリングを奪おうと手を伸ばした瞬間、本当の持ち主の"彼女"が彼女の左手の小指を奪った。 『私の…小指!!』 「ま…また、私の小指がっ…。」 綺麗に無くなった左手の小指。 生きた人間が、死んだ人間に敵うわけが無い。 「もう、それくらいにして…。これ、貴女の探しもの。私がお返しします。」
/84ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加