探しもの

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「随分ないいようですね。貴女…彼を愛してたんですよね?」 「えぇ、愛してたわ。」 「それなのに自分に振り向いてくれなかった?」 一瞬、私の言葉に彼女は苛立ちを見せたが、直ぐにその苛立ちを隠した。 「いいえ。彼は私を愛していました。私はストーカーじゃない。彼は毎日、私に微笑んでくれた。私の着信に気付いたら出てくれた。
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