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咲「奏斗君美味しい?」
咲那さんがめっちゃ微笑みかけてくれてる。
奏「めっちゃ美味しい!ありがとう!姉さん、咲那さん!」
甘ー美味ー好きー!(*´꒳`*)
甘さを噛み締めているとガチャガチャという音の後に玄関が凄く騒がしくなった。
美「あれ、今日は誰も来ないって言ってたのにな。蒼太さん、行って来てくれない?」
と姉さんはいつの間にかリビングにいた蒼太さんにそう言った。
っていうか蒼太さん、送迎車で家まで送ってくれた後どこにいたのさ。
蒼「はいお嬢、少しお待ちください。」
そう言って蒼太さんは玄関に続く扉を開けて玄関に向かった。
「…って…な……ゲ………ン………お…た」
「………な…ば!……あ…か……てな!」
なんかすんごいデジャブを感じる。
咲「美春、玄関の方めっちゃ話し声聞こえてくるね。私達も行ってみる?」
咲那さん耳塞いでる…大きい声苦手だもんな。
美「うん、行ってみるか。…奏斗はここでケーキ食べてる?」
姉さんも行くのか。
奏「いや、俺も行くよ。なんか問題があったかもしれないし。」
そう言って3人で玄関に向かう。
玄関まで続く一般的な家よりは少し長いであろう廊下を進む。
玄関に近付くにつれて、だんだん声が聞こえてくる。
その声を聞いて俺は
とても心から呆れた。
奏「おい双子、お前らまたかよ。」
やっぱりデジャブだったか。
双子「「お!坊!入試お疲れ様!」」
笑顔で言う双子の手には大きな荷物。
何だその荷物は。引越しするのかこいつら。
奏「その荷物は何なの?どっから奪って来たんだよ。」
煜「は?奪ってねぇよ。坊へのプレゼント。」
は?(・・?)
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