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奏「大丈夫?緊張しなくてもいいよ?」
双子「「ッ……。大丈夫!緊張はしてないよ!」」
してないのか……良かった〜
双子の内心
((やべぇ、この子めっちゃ可愛い……))
というか……
奏「2人とも声、凄く揃うんだね!双子なの?」
凄く気になってた、君ら息ぴったりだなって……
双子「「うん、双子だよ!」」
郁「でも、揃える意識をした事はないよね!煜」
煜「うん、そうだね!郁」
郁と煜っていうんだー
双子「「君の名前は?」」
あっ自己紹介してなかった……
奏「あ、僕の名前は奏斗!桜月奏斗だよ!
よろしくね!」
そういうと双子は驚いて、
双子「「桜月?桜月ってあの?」」
と言った。
奏「?」
この子達どうしたんだろ……
奏「なんか、僕の名前変?」
そう言って首を傾けたら
双子「「ううん、ただ聞いたことがあるだけだよ!」」
と慌てて言った。
なんだ〜聞いたことがあるだけか〜……
奏「なんで2人はここに居たの?」
凄く気になっていた。
どうしてこんな草むらの中にいるんだろうって……
双子「「お父さんとかくれんぼしてるの、でもお父さん見つけるの早いから逃げてたらここに居た。」」
かくれんぼ……ってなんだ?
実はその当時幼稚園に入ってそこまでたっていなかったため、友達もおらず、お父さんとしか遊んでいなかったので、かくれんぼや鬼ごっこなどといった遊びはまだしたことがなかったのだった。
双子「「かくれんぼ知らないの?」」
双子は首を傾けて言った。
奏「うん……友達いないし……まだ遊んだことないから分からない……」
めっちゃくちゃ恥ずかしい……(´。•ω•。`)
((この子のこと絶対守ろう。必ず。))←双子
双子「「それじゃ今度遊ぼうよ!」」
え?
奏「いいの?遊んで?」
まだ会ったばかりなのに?
双子「「うん!友達になろうよ!」」
友達……!!!
奏「ほんとに?!」
双子「「うん!友達!なろうよ!奏斗くん!」」
そう言って彼らは手を差し出した。
その手を見て俺は
奏「うん!よろしくね!」
2人の手を握った。
それは解けない鎖のようにしっかりと
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