2.受験までの道のり

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学園に受験するという話をしてから、俺は郁と煜に小学校から高校までの勉強をどんどん叩き込まれた。 まずは数学。 俺は足し算引き算も危ういからまずそこを直して、掛け算割り算や分数、二次関数やら図形、割合などなど算数から数学になるまでを3ヶ月間みっちり叩き込まれ、脳みそが危うくパンクしそうになった。 次に国語。 小学校の時の漢字ドリルを本屋や注文した翌日に大体注文したものが届く通販アプリ・Amazenなどを利用し用意して、約1ヶ月かけて覚え直し、それと同時に小説を読んだり、論文を読んでみたりした。何度熱が出たことやら……。 そして英語。 ……英語は特に大変で、単語カードを作ってはそれを全て暗記して、1週間後に郁と煜が小テストをしてくるというのを繰り返しながら、文法を覚えたり、覚えた文法が出てくる長文を読解したりしていた。俺……日本人なのに……泣 歴史科目や理科科目は入試テストの科目に入っていないためそちらは後回し。 とにかくその3つを必死にやっていた。 推薦は取れなかったけど一般入試で入学できるように郁と煜は全力を尽くしてくれた。 やはり、持つべきものは幼馴染だな。(。'-')ウンウン ちなみに全力を尽くしてくれた彼らは推薦で余裕で合格をしていた。おめでとう(血涙)。
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